「私の留学: 新たな一歩」~吉田 美咲(フォンティス応用科学大学)

外国語学部2年次生 吉田 美咲

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オランダでの生活が始まって5か月目に入りました。振り返ってみると、辛かったことから楽しかったことまでたくさんの思い出があるなと感じます。留学が始まったときは、これからどんなことが待っているのかというワクワク感と授業が難しすぎるという辛さの両方の気持ちがありました。しかし、辛いことがあってこその留学だ、これを乗り越えなければいけないという気持ちをもって初めの1か月は頑張りました。

2か月目に入ったときは、もうオランダでの生活にも慣れて、少しずつ友達とも仲良くなることができました。少しずつ生活には慣れていきましたが、それでもビジネスの授業には慣れることができませんでした。わからないことが苦しくて、部屋で泣いていたこともありました。日本でLEIの授業を受けていても、オランダでのビジネスの授業はとても難しかったです。ICレコーダーを日本から持っていって授業内容を聞きなおしました。次の週までに復習しても、次の週にはまた異なることを勉強するので、毎週その時間が来ることが辛くて大変でした。毎週辛さと戦っていましたが、フォンティス応用科学大学は休みが多いので自分自身のリフレッシュの時間もたくさんあったので助かりました。 

初めて旅行に行ったのはケルンでした。学校のあるフェンロはオランダの中でもとてもドイツに近い場所だったので、旅行では何度もドイツに遊びに行きました。月に一回は少し遠いところまで旅行に行こうと決めて、勉強だけでなく留学を楽しむことができました。また、台湾の留学生と仲良くなり、一緒にアムステルダムまで遊びに行ったこともありました。英語しか共通語がないので母国語を話さずに英語だけで話すことはとても勉強になりました。 

私はこの留学を通して、「忍耐力」と「向き合う力」を身につけることができました。今までも辛いことがあっても向き合ってきたつもりでしたが、この留学ほどの辛さは初めてでした。今まで留学から帰ってきた先輩方が留学は楽しかったと言っていましたが、本当にそのように思う日が来るのかと毎日思っていました。自分はただ留学に向いていないのかと考えた日もありましたが、辛いことに目を背けて逃げることはしたくなかったので辛いことに向き合ってどのように解決していくかを考える毎日でした。それでも心が折れそうになった時は、私を支えてくれたのは信頼している人たちからの言葉でした。たくさんの人に支えられてこの留学を終えることができました。スピーキングが苦手だと思い続けて留学に来ましたが、英語の授業で先生が私のことをずっと信じてくれて、自信がないという私の気持ちに真っ直ぐに向き合ってくれたことも私が留学を続けられた理由の一つです。留学は辛いだけだと思っていましたが、たくさんの人に支えられ、たくさんの人が私を信じてくれているということを実感できる5か月間でした。英語のスキルアップのための留学でしたが、気持ちの面でも成長することができたので、この5か月間はとても良い時間でした。この機会をくれた両親と大学に感謝しています。日本に帰ってからも英語のスキルアップのために頑張っていきたいと思いました。