オランダ~フォンティス応用科学大学(山下 彩)
外国語学部3年次生 山下 彩
オランダにきて約4カ月がたちました。先月ブログを書いた時から比べて、私はまた一回り成長した気がします。今回のブログは少し真面目に何があったのか書いていこうと思います。
この一カ月怒涛のプレゼンテーションweekが私を待ち受けていました。プレゼンテーションは私の得意分野だと自信を持っていたのですが、今まで自分のやってきたプレゼンテーションは全く違ったなと痛感させられました。少し心が折れそうになりましたが、そんな暇もなく「私には勉強する」という選択肢しか残されていませんでした。ここで一からまたプレゼンテーションとは何か、どれだけ大切なのか、限られた時間でどのように自分を表現していかなければいけないのかという事を学びました。それを終えてのプレゼンテーション。今まで頑張ってきたことが少し実った気がしました。
この4カ月、今までにないぐらい死ぬ気で勉強しました。毎日が勉強。勉強。勉強。するとあら不思議、勉強が毎日の習慣に変わり、勉強することが楽しくなりました。勉強することが当たり前になった時、次は日本の今の教育に目を向けるようになりました。どれだけの人が勉強に真剣に取り組んでいるのか、単位を取ることだけに必死になっていないか、日本の英語教育はどうなっているのか、そんなことを考えるたびに、若い人たちに「勉強することの大切さ」を伝えていかなければならないと思うようになりました。自分が勉強に真剣に取り組むのが遅かった分、若い世代の人たちに伝えるべきことはいっぱいあるなと思いました。よく海外の大学では遊ぶ時間が少ない。あるいはバイトしている暇がないという事を耳にしますが、海外の大学に通って初めてその意味を痛感しました。毎日課題との戦い。授業が終わっても学校に残って勉強。金、土曜日に息抜きで遊ぶ。自分の大学と比べるのは違いますが、留学を経て、大学生の学ぶ姿勢に差があるのは一目瞭然でした。
いつでもスタートは切れるという言葉がありますが、それは「いつでも」ではありません。自分で決めたその時からがスタートです。遅いと置いていかれます。大切なのはいつも「今」。今は今しか生きられない。留学が終わってもずっと今を駆け抜け続ける人間でありたいです。
(20181222)