韓国~ペッソク大学(磯橋 輝)

外国語学部3年次生 磯橋輝

お久しぶりです。私は韓国のペッソク大学に留学している外国語学部3年次生の磯橋輝です。

Hirakru12.jpeg 韓国語の授業のクラスメートたち

私は韓国に来てやりたい事をやり、チャレンジできる事には積極的に挑戦しようと決めていました。そんな留学生活も残りの日数が限られてきました。今回は勉強面とその他の大学での活動についてまとめていきたいと思います。

 まず勉強面では、正直韓国語の能力は伸びましたが、それは最初だけで、まだ知らない単語も多いですし、文法などをある程度覚えただけでは、まともに会話も出来ません。多少意味が異なっていても理解しようとしてくれる現地の方はたくさんいます。しかし、皆が皆みんなそういうわけではありません。近所のコンビニのおじさん、カフェの綺麗な店員さんが私に話しかけてくれても、みんな話すスピードが早かったり、声がこもっていたりして聞き取れません。そんな時はとりあえず、「ネ!(はい!)」と言っていますが、実に歯がゆい気持ちになります。その時に先生がいかにゆっくりとわかりやすく話してくれているのかと、心底痛感します。そんな先生にも、中国人より日本人の方が韓国語は上手なのは当たり前なのだから、あなたはもっと勉強しなさいと幾度となく言われます。まさにその通りだと思います。韓国語の発音も漢字からきた発音の単語ばかりです。自分なりに努力はしてみるものの、結果はついてきません。しかし、1つ納得がいかない事があります。それは、週にローテーションで変わる先生の中にも、中国語が流暢な先生が多いです。クラスの中の89割が中国人なら中国語を話せた方が授業も確かに簡単に進みます。そのため、中国人に対しては中国語で説明をします。日本人はもちろん分かりません。授業の大半が中国語、なんて日も少なくないです。私は中国語で学ぶ韓国語を受けているのかなと錯覚するほどです。このようなストレスもありました。そんな私は、人生でこんなに勉強に向き合ったのは初めてだったので、自分に合った正しい勉強法というのを知りません。正直、今も模索中ではあります。しかし、自分なりに最後まで出来ることはやってみようと思います。

次に、大学での活動です。私が参加した活動は主に息抜きのフットサルサークルと、日本語学部の学生たちとのチュータリングです。まず、フットサルでは、私自身が定期的に運動をしないと気がすまないので、週に1回の運動は日々受けるストレスや息苦しさを発散するとても良い場でした。私以外にもサッカーをしていた友人がいたので、彼と一緒に入れたのでよかったです。実際にサークルの先輩方には可愛がってもらい、楽しく自由にフットサルができました。練習の後、お酒を飲みに行くというイベントに参加し、韓国人は何でもかんでも一気飲みをしたがります。その為、気付けばフラフラです。この様な飲み方に慣れていない私は案の定ダウンしました。楽しかった反面、過酷な飲み会だったため、2度と飲み会に行く事はありませんでした。お陰で誘いを断る韓国語のレパートリーが増えました。

次に、日本語学部の学生たちとのチュータリングは、週に1回会って勉強するというものでした。私の場合は韓国人が4人と日本人が4人で1つの部屋に集まって話をしました。最初私とパートナーはお互いに緊張していました。しかし、チュータリングをしたり、何度か一緒にご飯に行くことで、とても仲良くなりました。気付けば、いつも一緒に遊んでいました。そのお陰で、韓国の文化や習慣など、世間からすると毀誉褒貶相半ばするようなトピックでも、パートナーに聞くことが出来ました。この短期間でとても信頼できる友人に恵まれとても幸せです。ペッソク大学で特に仲良くなった友人が大阪に遊びに来るので、こちらでもまた会いたいと思っています。

Hikaru12_2.jpeg OGUからの韓国に留学をしているメンバーと

 私は、留学に行って語学力をどこまで伸ばしたいなど、はっきりした目標はありませんでした。そのため、最初は遊び気分で来たようなところは否めません。しかし、実際に韓国に来てみて、現地での生活や出会った人々が原動力となって、ここまで勉強できたのは我ながら頑張ったと自負しています。仮に試験で結果が伴わなくても、私は言葉では言い表せないような経験をした事に違いありません。今回の留学をきっかけにして、韓国語は勉強し続けていきたいです。これからは就職活動が始まりますが、そこで今回の留学で私が行なった出来事を話すことができればいいなと思います。