韓国~ダングック大学 (喜多 彩)

外国語学部3年次生 喜多 彩

こんにちは。韓国のダングック大学に留学中の外国語学部3年次生の喜多彩です。 


韓国に来て7ヶ月が経ちました。今回は12月中旬から3月末までの出来事を書きます。 


韓国は学期始まりが9月なので12月中旬には2ヵ月半ほどの長期休みに入ります。まず私は長期休みに入ってからダングック大学のJapanese Villageという韓国人の学生に日本語を教えるプログラムの先生をしました。このプログラムは2週間毎日(平日のみ)1クラス(5人程度)2時間半の授業を行うのですが、韓国人学生は単位を取得するために、授業料を支払わなければいけないので、その分遊びではなくしっかりとした授業を行わなければいけませんでした。プレッシャーはありましたが、給付金として1クラスあたり約5万円支給され、私は午前中に基礎クラス、午後に中級クラスの2クラスを担当したので約10万円をいただくので一生懸命しようと思いました。中級クラスは会話の授業だったので難しくは無かったのですが、基礎クラスは文法を教えないといけないので、私自身も日本語の否定形、過去形などの作り方を勉強し、日本語の成り立ちに対してとても関心が増えました。基礎クラスはみんな日本語の勉強をしたいという雰囲気だったのですが、中級クラスはみんな日本語が上手で社交的な人が多かったので、遊びに行ったりご飯を食べに行ったりしました。2週間はあっという間で楽しんでできました。


Ayaボーリング.jpgAyaカルタ.jpeg

(左) Japanese Villageの学生たちとボーリング (右) Japanese Villageでのかるた


それが終わってからは釜山旅行に行ったり、日韓交流会に行ったり、日本から友達が来てくれたり、毎週日曜日には中学生に日本語を教えているので思っていたほど暇な時間はなく、2ヶ月半の長期休暇は終わりました。 


そしてついに3月から新学期が始まりました。前の学期では語学堂に通っていたので周りは中国人ばかりで韓国人と関わる機会が少なく、韓国人の友達は1人もできませんでした。日本語のプログラムで知り合い程度の人たちは何人かできたのですが、長く関わる様な関係になるのはとても難しいことでした。そのため韓国人と出会う機会を増やそうと思い今学期は語学堂は選択しませんでした。韓国語はまだ中級程度ですが日常会話程度なら問題ないので、韓国語の勉強より出会いを重視しました。5つ授業を受講しその中で日本に興味がある子が何人か私に話しかけてくれて、こんなに積極的に来てくれるんだと分かって、前の学期に語学堂に通っていたことをとても後悔しましたが、その分今回話しかけてくれた人たちと長く付き合っていけるような関係になれるように努力しようと思いました。


しかし1つ残念だったことがありました。それは日本語の授業を受けられなかったことです。この大学に来た日本人学生は日本語の授業に参加できていたのですが、たまたま私が申請した先生が厳しい方で「日本語の教育を学びたい」と言っても「だめです」と言われてしまいました。日本に関心がある人がたくさんいるのに参加できなくてとても悲しかったです。


それと前の学期にした日本語Tutoringの先生を今学期も担当します。このプログラムは単位や授業料、給付金も無く(その代わり寮費は免除)2ヵ月半、週に22時間なので楽しく授業をしていき、このプログラムが終わる頃にはみんなと学生と先生ではなく友達として親しくなれればいいなと思っています。


(2018331)