アメリカ~アラスカ大学フェアバンクス校(渡邉 隼六)

外国語学部2年次生 渡邉 隼六 アラスカ大学フェアバンクス校に留学している外国語学部2年次生の渡邉 隼六です。 私がこの国に来てほぼ一か月が経ちました。到着時は気候に驚きました。夏にも関わらず気温は10度ほど、寒い地域というのは分かっていたのですが、改めて痛感しました。今では気温が10度にも達していません。つい最近一帯が雪に覆われてしまいました。しかし、どんなに寒くても建物に入ってしまえば、半袖でも過ごせてしまう程、温度管理が徹底されています。また、キャンパス内はかなり広く、キャンパス内の移動ではバスを使うことができます。 Junroku1.jpg 大学から見た風景 基本的にこの大学では催し物が多いと思いました。つまり、人とコミュニケーションを取れる場が設けられることが多く、留学生の自分にとっては嬉しいです。大きなイベントとしてはアイスホッケーがあります。アイスホッケーがアラスカでは盛んに行われていて、大学にもチームがあり、試合がある日は観戦することが出来ます。実際に観戦したのですが、選手の激しいぶつかり合い、稀に客席に飛んでくるパックなど、選手、観客共に、スリリングな雰囲気を共有できるスポーツです。それとStarvation Gulchという祭りも大きなイベントの一つです。屋台などで色々食べることが出来ますが、メインは巨大な焚火で、言葉で表すのは難しいですが、迫力があります。 Junroku2.jpg アイスホッケーの試合で Junroku3.jpg Starvation Gulchの焚火 授業についてですが、授業が始まった頃は他の留学生の英語力の高さに驚き、自分が一番英語を話せてないのではと思うほどでした。授業中にディスカッションをすることがあるのですが、何も話すことが出来ないことが常で、苦痛で仕方ありませんでした。それと、英語の多様さに驚きました。クラスには日本人もいますが、ブラジル人、中国人、イラン人もいます。それぞれの人種が英語を話す時に訛りとも言える独特なイントネーションを持っていて、人によっては聞き取り辛く、何回も聞き返さなければならないことがありました。以上のような理由で授業開始当初は、毎日が苦しかったのですが、段々と耳も慣れていき、意見を言う場で何も喋らなければ、自分自身を精神的に追い込んでしまうことに気づきました。だから、今では積極的にディスカッションに参加することによって、授業を自然体で受けられるようになりました。 Junroku4.jpg 授業風景(本人左端) 余談ですが、ここに到着してすぐにホームシック気味になりました。理由は周りの人たちと日本のように自由に会話できないことだとか色々あります。しかし、一番落ち込んだのは、到着した空港で自分のスーツケースが出てこなかったことです。その日は着替えることが出来ず、その服装のまま就寝したのは言うまでもありません。空港の人と話すにもかなり苦労しました。しかし、現地の人たちが親切で、空港への連絡など、色々助けていただきました。彼らの協力のお陰でスーツケースは今私の手元にあります。私が今いるのは異文化の地ではありますが、人が助け合うということはこの地でも同じで嬉しく思いました。 拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。