留学を終えて~本当に大切なもの~(岩井 優奈)

経営学部ホスピタリティ経営学科 岩井 優奈 Image 3 本当にあっという間の4か月半でした。終えてから気づいたものは、留学は語学以上に大切なものを手に入れたということです。 本人左から二人目 留学に行く前は先生に私の中国語を褒められていたので、自信満々で期待だけを抱き台湾に行きました。しかし、私の中国語も英語も全く通用しないうえ、信頼できる人が近くにいないことから悩む日々が続きました。寮では台湾人1人と中国人2人で、クラスメイトは英語圏内が9人と、どちらも日本人が私だけという状況でした。日本語しか話せないことを悔みましたが、自分の言葉で伝えたい、話したいという気持ち一心で毎日5時間程勉強し、寮では覚えた言葉をありとあらゆる手段を使い話すようにしていくうちに、周りも私の話に耳を傾けてくれるようになり、勉強を教えてくれたりしました。 クラスメイトは私の英語の発音に付き合ってくれたり、ご飯に行ったりと英語の話せない私に根気よく接してくれました。そして授業最終日にはケーキを用意してくれて、別れを惜しんで泣いてくれる子もいました。 Image 2 本人後方左 また、台湾の人は私が困ったときはすぐに手を差し伸べてくれました。私が台湾に来たばかりで不安だった時も、オーバーステイ(ビザの滞在期間切れ)した時も常に支えてもらいました。そして、本音で話すことで心からの友達もできました。ルームメイトは本当に私にとってかけがえのない宝物になりました。他人と生活をすることが不安で、中国語が話せないことも辛く、悩みましたが、日に日に話が通じるようになってからたくさんの話をしました。母国の話や自分自身の話、他愛もない話や真剣な話など本当にたくさんの話をしました。私はいつの間にか留学の中でルームメイトとの時間が安らぐ時間となっていました。 Image 1 本人前方中央 語学を学びに留学したのですが、それ以上に自分の気持ちの変化が大きな財産となりました。困難にぶつかるたびにたくさんの人に支えられて乗り越えられていることに気づきました。本気でぶつかり、向き合い、受け入れることは言葉以上に大切なものであると私は思います。そして日本から見守ってくれていた両親、先生、友人の大切さにも改めて気づきました。当たり前が当たり前じゃないことを留学を通して学んだので、帰国後も一日一日を大切にしながら、今すべきことを一生懸命取り組んでいます。この留学を通して一生の友人に出会え、色々な経験ができたことは私の人生においての財産です。