アメリカのThanksgiving(感謝祭)

 こんにちは。外国語学部3回次生の平ノ内翠です。私は今、ミシシッピ大学に留学しています。アメリカ南部にあるミシシッピ州も、12月に入ってようやく寒い日が続くようになってきました。  先月、アメリカの伝統行事の一つであるThanksgiving(感謝祭)を体験しました。皆さんも名前などは英語の授業などで聞いたことがあるのではないでしょうか。今年は11月25日がThanksgiving dayだったので、ミシシッピ大学では11月の4週目はThanksgiving breakとして一週間学校が休みでした。その休みを利用して実家に帰ったり、旅行に行ったりする友達が多かったのですが、私はアパートに残り、Thanksgiving当日には知り合いの方のお家でのパーティーに参加させてもらいました。  Thanksgivingでは家族や友人と集まって食事会をするのが一般的な過ごし方で、私が参加したパーティーにもたくさんの人が来ていました。Thanksgivingには七面鳥を食べる習慣があり、写真のように食卓の真ん中には七面鳥の丸焼きが置かれていました。 Thanksgiving.jpg 日本では七面鳥を食べる機会がほとんどないですし、写真や絵でしか見た事がなかった光景だったので、実物を見た時は思わず「お~!」と声を上げてしまいました。七面鳥の周りにはキャセロールやサラダ、サツマイモ料理、パンプキンパイなどがたくさん並んでいて、どれもとても美味しかったです。集まった人たち皆でジュースやワインを片手に、ゆっくりと話をして過ごしました。どちらかと言うと、騒いだりわいわいしたりすると言うよりは、気心の知れた人たちとゆっくりする日と言うような感じがしました。また、そのパーティーに呼んでくださった方が「Thanksgivingは少しクリスマスに似ているけど、プレゼントを用意しなくて良いので気が楽だ」と言われていて、少し笑ってしまいました。  ゆっくり過ごしたThanksgivingとは打って変わって、その次の日はブラックフライデーというビッグセールの日でした。毎年Thanksgivingの翌日の金曜日には、ほとんどの店が朝早いうちにセールやバーゲンをするらしく、私のアパートの近所にある洋服屋は朝4時に開店だと宣伝していました。そんなに早く行く人がいるのだろうかと思っていたのですが、現地の友達に聞くと、その日は本当に物が安くなるので、時間が早くてもたくさんの人が行くのだと言っていました。安くなるのなら私も頑張って早起きして行ってみようかと思ったのですが、残念ながら寝過ごしてしまって、結局参加できませんでした。もしまたチャンスがあるならば、絶対に参加しようとおもいます!  1週間もあった長い休みの中での1日の話でしたが、今まで教科書や話でしか聞いた事がなかった行事に関わる事が出来て、とても良い経験になりました。まだまだ他にもアメリカ独特の行事があるので、今後もそういった事に積極的に参加していきたいと思います。