ケンブリッジ大学クリーンズカレッジ短期留学について

 私は経済学部4年次生の山本雄仁です。この夏、イギリスのケンブリッジ大学クイーンズカレッジでの2週間の短期留学に参加して心から良かったと思っています。そこで私から皆さんへ、このプログラムの良い点を厳選して3つ挙げます。一つ目は、経済学を少人数クラスで、そしてケンブリッジ大学で勉強できる点。二つ目はケンブリッジ大学クイーングカレッジの経済学部教授マリー・ミルゲート先生が2週間、私たちにつきっきりで経済学を教えてくれる点。三つ目は経済的なサポートがある点。  一つ目に経済学をケンブリッジ大学で勉強できるということは、物凄いことなのです。ケンブリッジ大学は、いわずと知れた経済学の権威、ケインズの出身校であり、世界でも5本の指に入るトップ大学です。私は自分の境遇に本当に感謝します。なぜなら、たとえ東京大学、京都大学にいたとしてもこのプログラムには巡り会えなかったでしょうし、このプログラムは大阪学院大学にしかないプログラムだからです。ケンブリッジ大学での授業は少人数(プログラム参加者のみ)で行われ、戦後から現在までの経済が政治とどう関連しているかを学びました。授業は午前9:30から11:30、午後2:00から4:00までです。一見、長いと思うかもしれないですが、先生がものすごく素晴らしい方なので時間が経つのがあっという間でした。  二つ目はミルゲート先生がつきっきりで授業を教えてくれます。先生の凄いところは、たとえ難しい経済の話をしている時も、聞いている学生がしっかり理解できるように説明してくださる点です。その理由としては、易しい例えを使って話してくれたり、図を使ってくれたりと、常に学生の事を思って授業を進めていく点にあると思います。その上学生自身がすんなりと納得できるような会話へもっていく上手さも感じました。また学生からの質問には100%しっかりと答えてくれます。ミルゲート先生は私が今まで出会った大学教授の中で最も尊敬できる先生であり、また周りに対する振る舞いから最も“紳士”という言葉が当てはまる先生です。自分もあのような大人になれるように努力したいです。  三つ目にこのプログラムに参加するための必要金額、条件を伝えようと思います。まず渡航費等は自己負担ですが、授業料等は奨学金でカバーされることです。しかしそのためには一つだけやっておかないといけないことがあります。それは大阪学院大学で開講されているマイケル・シャクルトン先生の「経済学特別講義(ミルゲート教授の遠隔授業を含む)」を受けることです。この授業を受講すれば、こんなにも良い待遇のプログラムに参加することができ、さらに名門ケンブリッジ大学で学べるのです。このようなプログラムは他大学ではまずないでしょう。 最後に大阪学院大学のみなさんも私と同じ境遇にいます。ですがその境遇を生かすも殺すもあなた次第です。常に自分が活用できる全ての物をフルに使い、あなたにとって最高の境遇を得てほしいと思います。 murray group 1 ミルゲート教授(中央後方)、本学シャクルトン准教授(2列目左)、本人(前方左) murray teaching19 経済学の講義中のミルゲート教授