アメリカ~カリフォルニア州立大学モントレーベイ校(浅井 悠)

外国語学部3年次生 浅井 悠

カリフォルニア州立大学モントレーベイ校(CSUMB)へ留学している外国語学部3年次生の浅井 悠です。

今学期が終わったと同時に、私の留学生活もついに終わってしまいました。振り返ってみると、非常に中身の濃い時間となり、喜怒哀楽様々なことがありました。そしてその中には、私にしか得られない経験もたくさんありました。今回はこの留学を通じて、自ら学んだことを2つ紹介します。 

1つ目は、何に対しても「最初」が「肝心」だと知ったことです。私は周囲の雰囲気に慣れるのにかなり時間がかかってしまい、最初はルームメイトと話すことさえも恐ろしく感じました。しかし、自らが動かない限り、何も起こらないと気付き、それまで何もできなかった自分を後悔しました。そして実際に行動に移すことができる人こそ、本当に留学を楽しむことができるのだということも学びました。私には海外でこの行動を起こす機会はもうありませんが、日本にいても、「超」という言葉が付くくらい積極的に行動し、新年・新学期には良いスタートを切りたいです。

もう1つは、私自身がいかに「出会い」に恵まれていたのかについて知ったことです。日本を離れる前、非常に慌ただしい日々を送っていたため、以前の短期研修で出会ったこちらの大学出身の友人達に助けを求めることが多々ありました。大学に着いてすぐ、私はその友人達に迷惑かけてしまったことに対して謝ったのですが、彼らは腹を立てるようなこともなく、むしろ私をサポートできたこと、そして私と再会できたことへの「喜び」を言葉で表してくれました。また、1年次に出会ったこれらの友人達だけでなく、先生方との再会も実現しました。海外における「再会」というのは稀なことなので、非常に貴重な経験となりました。先生方との再会で、また自分の目標に向けて頑張ろうというモチベーションを持つこともできました。もし私がこの大学に初めて来た学生だったら、もっと違う留学生活になっていただろうと思います。精神的に辛い日々を送っていたかもしれませんし、留学生活での大変なことを乗り越えることもできなかったかもしれません。この留学生活で新たな学びを得られたこと、そして友人達や先生方にサポートをしてもらえたことにとても感謝しています。

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1年次の時にお世話になった先生と本人(左)

さらに以前のBlogにも書いていたThanksgiving Dayも、ある友人のおかげで充実した休暇を送ることができました。その友人が車でサンフランシスコまで連れて行ってくれたのです。1年次の研修の時にもサンフランシスコには行きましたが、その時は残念なことに「サンフランシスコ・ジャイアンツ」の球場には行くことができませんでした。この留学で、やりたかったことの1つがその球場に行くことだったので、彼に無理にお願いをしてしまいましたが、快く受け入れてくれました。球場の中に入るはできませんでしたが、球場周辺を歩くことができました。彼にはとても感謝しています。この時に、私はOGUでのBuddy Programを思い出しました。私はサポート「する」側と「される」側の両方の立場を経験することができました。いずれの立場も、嬉しいことであり、やりがいのあることだとも感じました。また、この旅行をきっかけに、彼との友情を深めることもできました。

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球場前にて

最後にこの留学を通じて、私は家族をはじめ、日本にいる皆さんにも帰国の報告と合わせて、感謝の気持ちを伝えたいです。最初は家族への感謝です。海外へ行くことがそれほど容易なことではないと理解しつつも、両親はすぐに行くことを認めてくれました。もし私が両親の立場であれば、ひたすら悩みながら、自分の子供に返答するのに時間がかかってしまうかもしれません。この先、家族への恩返しになるような人生が送れるようにがんばりたいです。次にOGUでお世話になっている方々への感謝です。私は1年次から交換留学を希望していました。私の夢は「英語教員」になることです。ですから、大学で「留学」することは必要不可欠なものだと思ってきました。自分の努力はもちろんですが、周りの方々のサポートのおかげで留学を実現することができました。教員採用試験対策の講義を開講してくださった外国語学部の先生方。英語の4つのスキルのうち特に“Speaking”と“Listening”力をつける機会をくれたI-Chat Lounge。そして留学に関する情報を提供してくれた国際センター。また、学外でお世話になっている方々からも沢山の応援をいただきました。

これで私の記事も最後となってしまいました。お忙しいところ、私の記事を読んでくださった方々にもとても感謝しています。帰国してからどのような出来事が私を待っているのか、今から楽しみです!1年次の時に出会った先輩達のように、カリフォルニアに交換留学ができたことをとても嬉しく思います。本当にありがとうございました!新年も何卒よろしくお願いします!