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生涯学習吹田市民大学 大阪学院大学講座(第15回)開催報告

吹田市教育委員会と本学エクステンションセンターの共催で、生涯学習吹田市民大学 大阪学院大学講座を開催しています。
今年で15回目となる今回のテーマは『心・文化・日常生活における情報などを「伝える」ということ』、吹田市民を中心に99名の方にご参加いただきました。

①江戸時代の瓦版(講師:経済学部 森田 健司 教授)
〔2025年2月1日(土)〕

庶民の「知りたい」という欲求に、全力で応えた非合法出版物-江戸時代の瓦版とは。瓦版に記録されている出来事、幕末の黒船来航や安政江戸地震、戊辰戦争等について、本物の瓦版を用いて紹介し、江戸時代における情報伝達の実態について解説されました。

経済学部 森田 健司 教授

②文学の魅力と文体の関係-三浦哲郎の短編小説-(講師:吉田 卓 特任教授)
〔2025年2月8日(土)〕

短編小説の名手であった三浦哲郎の作品『みちづれ』を紹介し、人間の心理とその変化が見事に描かれているシンプルな言葉のやりとりを通して、彼の文体がいかに効果的で、読者の共感を得ているかについて解説されました。

吉田 卓 特任教授

③人工知能を活用し、日本の哲学・思想を多角的に考察(講師:中野 有 国際センター教授)
〔2025年2月15日(土)〕

世界が激動の時代を迎え、歴史的転換期にある今、混沌とした世界の福祉と平和のために、日本に求められているリーダーシップとは何か。偉人が現代を生きていたらどう考えどう行動するかをChat GPTを活用して推論し、日本の理論や哲学・思想について多角的に解説されました。

中野 有 国際センター教授

④効果的なコミュニケーションとは?-要人通訳の経験を踏まえて-(講師:外国語学部 松永 大介 教授)
〔2025年3月1日(土)〕

約40年間外交官として活躍され、要人通訳に携わってこられた講師が、日本語と英語の階層構造を基に、易しい言葉でリズムよく心を伝えることがコミュニケーションを取るうえでいかに効果的であるか、英国のチャーチル元首相の易しい言葉の実例や、マザー・グースの歌、万葉集の歌等を紹介し解説されました。

外国語学部 松永 大介 教授
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