3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）2023で、侍ジャパンを率いて金メダルを獲得した栗山英樹前日本代表監督を招いた教養講座を開催した。〔10月21日（土）〕

WBC開催前の今年1月にも栗山監督を招き教養講座「人を育てる力」を開講、栗山監督は、日本ハム時代のダルビッシュ有投手と大谷翔平選手に関わるエピソードや大谷選手の入団から二刀流をどのように育てたかなどのほか、WBCへの熱い思いを語っていた。
WBC優勝後、念願の凱旋講演となった今回の教養講座は、元北海道日本ハムファイターズオーナーである大阪学院大学の大社啓二特任教授との対談形式で開講。大社特任教授からの「WBCでの経験を踏まえて人（選手）を生かすにはどうすればいいか（どうしたか）」という問いに監督は、大谷選手起用方法の経緯、ダルビッシュ投手のチームでの存在感・リーダーシップなどこれまでメディアには語っていない選手とのやり取りをはじめ、優勝までの厳しい戦いについて裏話を交えて答えた。
最後に栗山監督の信念である「夢は正夢」を用いた今後についての質問には、「何か形のあるものを次の世代に残したい」と答え、90分の講演会は終了した。