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2022年度第2回FD・SD講演会 開催報告

2022年度第2回FD・SD講演会を「学部・学科における教育改善活動について」と題してZoomにより開催しました。2020年1月に中教審・大学分科会から発表された「教学マネジメント指針」では、大学は、「大学全体」、「学位プログラム」(学部・学科)、「授業科目」の3つのレベルがあり、それぞれのレベルで学修成果を測定・評価し、教育の質を保証する改善活動を進めることが求められています。そこで、今回は、「学位プログラム」における改善活動として、経済学部と短期大学部経営実務科における取り組みについて学部長・学科長からお話を伺いました〔2023年3月17日(金)〕。

経済学部における教育改善活動
―アンケート調査・学修成果の評価と活用―
武井章弘教授
【武井章弘教授】

 経済学部では1・2年次生にアンケート調査を実施しています。「友人作りに困っている」という調査結果から、新入生キャンプの実施やユニット制の時間割を設定し、改善傾向がみられました。その後、「高校時代の学習時間」に着目し入学時研修に変更するなど、アンケートを通じてPDCAを回していることについて伺いました。
 また、教育開発支援センターが実施している「成長実感調査」に基づく学修成果の測定結果より、経済学部の学修によって得られた学修成果をいかに評価・活用・検証するかについて、2023年度に向けたカリキュラムマップを活用した教員へのアンケート調査および情報共有、改善計画についてもお話しいただきました。

OGU実務力の養成専門部会での取組み
後藤晃範教授
【後藤晃範教授】

 経営実務科における「学習成果」としての長所の伸長、短所の改善などを目的とした「OGU実務力の養成専門部会」の1年間の活動における8つの取組みの振り返りをお聞きしました。次に、「学習成果」について、なぜ、大学に教育の質向上、自己点検・評価が求められているのか、その目的や結果活用の重要性について、また、「学習成果」の獲得に向けて、教職員全員が主体性を持ち、恒常的な教育改善に取り組む必要性について話されました。最後に、授業改善のトピックスとして、ChatGPTやハイフレックス型授業など最新の教育の動向に目を向けることや、学内の取組における情報共有の大切さについて伺いました。

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