その見た目から「芽が出る」縁起の良い食物とされ、おせち料理には欠かせない「くわい」。中でも吹田くわいは、明治初頭まで京都御所に献上され、吹田市のマスコットキャラクター「すいたん」のモチーフとしても有名です。一時は宅地開発の影響などで数が激減し、絶滅が危惧されましたが、近年は地域のみなさまによって、かろうじて守られていました。
本学では吹田くわい生産農家の平野ファーム、吹田くわい保存会、吹田市役所と協力し、春の苗植え付け作業や収穫作業など様々な形で生産・保護活動を行っています。
今年も猛暑を乗り越えて無事に収穫の時期を迎え、本学の学生たちが11月27日（日）に収穫作業を行います。収穫するくわいは、学生が中心となって開催する「第15回吹田くわい祭り」にて、販売します。毎年１００個程度を用意しますが、1時間足らずで完売してしまいます。祭りでは、吹田くわい以外にも吹田産有機野菜も販売します（新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、吹田の飲食店による吹田くわい弁当や吹田くわい餃子などテイクアウト用のみ販売）
本学は2008年より地域連携室（現在は社会連携室）を開設し、地域社会に開かれた高等研究機関の役割の1つとして、吹田くわいの保護・普及活動をはじめ社会連携活動を広く展開しています。

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本学学生が「第15回吹田くわい祭り」を企画・開催