2021年度第1回FD・SD講演会 開催報告
2021年度第1回FD・SD講演会は2021年7月28日(水)に「オンラインが創る教育のニューノーマル-Zoomを活用したイベントや授業事例報告会-」と題して開催しました。
コロナ禍の高等教育において、教育のデジタル化が急速なスピードで進み、授業だけでなく大学行事・イベント・研修等のオンラインでの開催やウェビナーが実施されるようになりました。対面のコミュニケーションが減り、学生の移動も制限される中で、大学での教育活動のオンラインの活用はニューノーマルでは避けて通れないトレンドです。
そこで、提携大学との「オンラインコラボ授業」や留学をテーマにした卒業生との「オンライン交流イベント」など国際センターにおける様々な取り組み事例が紹介されました。
孟 涛 助教
提携大学とのオンラインコラボ授業
本学は、現在26の国と地域にある64大学と提携しています。このネットワークを活用して実現したのがオンラインコラボ授業です。2020年度後期はオランダのフォンティス応用科学大学と中国の広東海洋大学の日本語学科、2021年度前期は引き続きオランダのフォンティス応用科学大学と中国の広州商学院の日本語学科と一緒に授業を行いました。
フォンティス応用科学大学の授業は、国際センターの交換留学準備授業に組み込み、また、Club KCやLEIの学生たち、オンラインの日本語授業に参加していた提携大学の学生たちにも参加を呼びかけました。広州商学院の異文化コミュニケーションの授業は、本学の授業の一部に組み込みました。
畑中 みどり 氏
卒業生との交流イベント「OB・OG&U@ZOOM」の紹介
社会で活躍する留学経験者と在学生が交流するオンラインイベントです。2020年10月~2021年1月までに6回実施。第1回「留学とキャリア形成の関係」では、株式会社エストレリータの鈴木社長とドイツ駐在中の卒業生との対談形式でした。第2回~第5回は異なる業界を取り上げ実施しました。
最後の回は、「どこでも役立つ留学経験」と題して、異なる業界の3名を招聘しました。長野でブドウ栽培からワイン造りをしている卒業生、フランス留学を経て、帝国ホテル大阪で勤務している卒業生、台湾の大学院卒業後、現地で構築したネットワークを使って企業コンサルタントとして活躍している卒業生です。
留学という枠を超えて、それぞれの人生を語り、学生時代をどう過ごすかが、いかに大切かという内容でした。