生涯学習吹田市民大学 大阪学院大学講座(第8回)開催報告
お知らせ
吹田市教育委員会 地域教育部まなびの支援課と本学の共催で、生涯学習吹田市民大学 大阪学院大学講座を開催しました。〔平成30年2月17日(土)~3月10日(土)]
第8回目となる今回は「保護主義と日本の食糧問題」と題し、吹田市民を中心に161名の方々に申し込みいただきました。
①日本の農業の現代と食糧問題(講師:経済学部 白川雄三教授)〔平成30年2月17日(土)〕
まず生産・土地・戸数・労働の減少など戦後日本の農業政策(農業基本法・食糧管理制度)をデータで検証し、自身のアメリカ留学での体験などを交え、日米農業を比較いたしました。
さらに、マルサスの「人口論」と予言を踏まえ、食料分配の考え方にもとづいて世界の食糧問題の現状とこれからの日本農業、農政改革を解説いたしました。
②保護主義と貿易問題(講師:経済学部 和田聡子教授)〔平成30年2月24日(土)〕
近時の保護主義をめぐる問題、日欧EPAの合意とその効果、21世紀における日本の農業戦略の3つのテーマを柱として、保護主義と貿易問題を解説いたしました。
③「公共」という練習問題(講師:経済学部 鎌苅宏司教授)〔平成30年3月3日(土)〕
ミクロ的な個々の経済主体の話として、地域と個人のあり方やかかわり方としての「公共」を、自身の試みた様々な「吹田の宝探し」の成功と失敗を通して解説いたしました。
④江戸時代の庶民と和食(講師:経済学部 森田健司教授)〔平成30年3月10日(土)〕
江戸の食への視点を学んだ上で、かわら版等に描かれた庶民の生活を紹介することにより、ブランド化した江戸の食の実態を握り寿司などの実例をもって解説いたしました。