生成AI利用ガイドライン

1.目的

 大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部「生成AI利用ガイドライン」は、生成AIの学修・研究・業務を支える有用なツールとして活用し、学びの質を高めることをねらいとします。
 一方、生成AIは、誤情報、剽窃(盗用)、情報漏えい、著作権侵害、差別・偏見の助長等のリスクをはらんでいることから、本ガイドラインにおいて、これらのリスクを正しく理解し抑制しながら、教育の質保証と学術的誠実性を担保する全学共通の基本ルールを示します。

2.対象

 本学の学生(大学院を含む)、教職員(常勤・非常勤の別を問わない)および本学の教育・研究・業務に関与する者。

3.利用上の基本原則(全ての利用者を対象)

  1. 入力情報(プロンプト・添付ファイル)の取り扱い
     外部の生成AIサービスに入力した内容は、サービスの仕様・規約によっては、保存・解析等の対象となる場合があります。そのため、個人情報、プライバシー情報、および学内の取り扱いに注意を要する情報(成績、学生情報、人事、契約情報、未公開研究データ等)を、安易に外部の生成AIへ入力しないでください。
     また、使用する生成AIとの契約形態によりデータの取り扱い・学習利用等の条件が異なるため、利用前に規約・設定(学習利用の有無、履歴保存、共有設定等)を確認してください。
  2. 適切な利用のための基本の7原則
    1. 検証(ファクトチェック・根拠の確認):生成AIは誤情報や捏造(架空の文献等)を出し得ます。一次情報・信頼できる資料で裏付けてください。
    2. 主体性・創造性の保持:生成物は参考情報として扱い、最終成果物は自分の思考に基づき構成し、説明可能性を確保してください。
    3. 透明性(開示)と再現性:研究・学修成果物に生成AIを用いた場合は、利用範囲・方法を説明できるよう、記録を残してください。
    4. 授業・研究コミュニティのルール遵守:授業における担当者からの指示、学会・学術誌、研究倫理、共同研究契約等の定めに従ってください。
    5. 著作権・引用・知的財産への配慮:入力(教材・論文等)の扱い、出力の類似性、引用の適法性を確認し、必要に応じて適切に引用・許諾を得てください。
    6. 倫理・人権の尊重:差別・偏見の助長、名誉毀損、公序良俗に反する目的で利用しないでください。また、AIの出力に予期せぬ偏見が含まれる可能性があるため、利用時は必ず、内容を利用者自身の目で、十分な賢慮をもって確認してください。
    7. 安全・コンプライアンス:本学の情報セキュリティ方針、関係法令、学内規程に従い、リスクの高い用途に用いないでください。

生成AIサービスの区分と利用の前提

 生成AIは、契約形態やデータ取り扱いの考え方によりリスクが大きく異なります。本学では、次の区分を目安として取り扱います。

区分(タイプ) 推奨度 使用例 入力してはいけない情報
①公開型
規約に同意するだけで、
誰でもすぐ使える生成AI
※アカウント不要のもの、
無料版など
アイデア出し、
文章の言い回し確認・
一般的な校正など。
個人情報
(氏名・学籍番号・連絡先など)、
取り扱いに注意を要する情報
(成績・健康・人事等)、
未公開の研究情報
(未発表データ・草稿等)
②個人契約型
個人の登録、個人アカウントで
ログインして使う生成AI
※無料版・有料版を問わず
①に加え、個人の学修補助
(要約、構成案づくり等)。
ただし利用規約・設定を
確認すること。
①と同じ
③大学契約型
本学が契約し、
提供する学内アカウントで利用でき、
大学で一定の管理が行われている
生成AI(注)
学修・研究・業務での利用を
一定範囲で推奨。
取り扱いに注意を要する情報
(成績・健康・人事等)は入力しない。
個人情報や未公開情報は慎重に扱い、
必要最小限とすること。

本学では、学内アカウント「Google Workspace for Education」において生成AI機能(Gemini、NotebookLM)が提供されています。これらは以下の通り取り扱われます。

対象サービス(推奨・学習利用なし):
本学の学内アカウントで利用できる「Gemini」および「NotebookLM」は、入力データがAIの学習に利用されない仕様(設定)となっています。 Geminiの画面上にはデータ保護に関する注釈が表示されます。NotebookLMにおいてもデータ保護(学習利用の防止)は同様に適用されますので安心して利用してください。なお、これらのサービス上のデータは、本学の事務情報システム運用基本方針等に基づき管理の対象となります。

対象外サービス(契約対象外・学習利用あり):
同じGoogle提供のサービスであっても、「Google検索AIモード」や「Google AI Studio」などは本学の提供範囲外であり、データ保護(学習利用の防止)の対象ではありません。そのため、機密情報や個人情報は決して入力しないでください。

運用・改訂

 生成AIは学修・研究・業務を支援するツールであり、生成AIの出力は正確性や完全性を保証されるものではありません。生成AIの出力をどのように評価し、採用し、最終成果物として提出・公表・業務利用するかについての最終判断と責任は、利用者が負うものとします(学修・研究・業務のいずれにおいても同様です)。
 また、授業・課題等における生成AIの利用可否や条件は、担当教員の指示が優先されます。利用者は、担当教員の指示および生成AI利用ガイドラインを遵守してください。
 「生成AI利用ガイドライン」は、生成AIを取り巻く状況の変化に応じて、点検し、必要に応じて改訂します。

参考資料

最終更新日:2026年4月1日
大阪学院大学 全学AI教育推進会議(専門部会)
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